2009年10月、毎年恒例のツバサのバースデイライブ「LIVE Ra*Bit '09〜Halloween Editon〜」に出演するため、
スタジオKEY大阪に入った時にウチの音が外に漏れてたらしく(笑)、
店員さんであるナカZさんに「LINDBERGとかやってたでしょ?」とお声をかけていただきました。
で、「LINDBERGとか懐かしいなー、他には何やってんですか?」みたいな話になって。
「こんなんやってますー、あんなんもやってますー」って話をしてたところ、
「1月11日にコピーオンリーイベントやるんですけど、興味ありませんか?」みたいなお話を頂きまして…。
結果、ありがたいことに出させて頂けることになりました。
今まではハロウィンライブの4曲(持ち時間30分)が最大のライブ時間でしたが、
今回のHOLIDAYでは5曲(持ち時間40分)演奏予定です!最長です!w
これは気合いが入らないわけありません。
俄然やる気です。
■ Set List ■
・Alright!! / Superfly
・恋心 / 相川七瀬
・P.S. I LOVE YOU / PINK SAPPHIRE
・フレンズ / REBECCA
・BELIEVE IN LOVE / LINDBERG
新曲となるのはAlright!!とBELIEVE IN LOVEのみ。
あとの3曲はハロウィンライブでも演奏してたので、基本的に問題は無いはずでした。
ツバサ目線で言わせて頂くと、Alright!!は本当にしんどかった。
きっとほかのメンバーも違う意味でしんどかったと思う。
でも、広い意味で勉強させて頂きました。
ヴォーカルの面だけで言うと、あたしにとって出せる範囲内の音でも、
約2小節もそのテンションのまま維持し続けるというのが自分にはとても難しいみたいです。
だけど、Alright!!は「ツバサ飛ばしてるなーと思った」って声と同じくらい「カッコ良かった」って声を頂きました。
それはギター・ベース・ドラム全ての努力が重なった結果だと思います。
そして御来場頂いたお客様にもノって頂き、本当にありがたかったです。
この時点であたしの声的HPは黄色表示になってたんですが、これはもう勢いで乗り切りました。
ただ、次にどこかでやる時はウィークポイントを克服する勢いで頑張りたいです(笑)。
これでお蔵入りとせず、本当の意味でのリベンジをどこかで果たしたいと思います。
次に続く恋心は特に問題も無く、ハロウィンライブでも好評だったようにこちらのライブでも好評でした。
唯一テンポダウンした曲…なのかな?
この曲は本当に安定してきたように思います。
歌っていてしみじみ良い曲だなぁと感じる余裕もあるくらい。
この曲もいずれまた、どこかでやりたいですね。
今回3回目となるP.S. I LOVE YOUは、ヴォーカルとしては特に音を外さないように心がけました。
1回目のhillsパン工場では思いっきり音を外していたので、その外した個所を重点的に、そして全体的に音を外さないように。
こういう余裕は3回目ならではだと思います。
ただこの曲のラストあたりからツバサのヴォーカル的HPは赤点滅し始めるのです………
bloody crossでは初のショルダーキーボード導入のきっかけとなったフレンズ。
この曲で初めてショルダーキーボードをバンドで扱う人間を見た!って人も居るかと思います。
曲自体はすごく好きだし、bloodyでやるときも心がワクワクします。
みんなの演奏もすごく好きだし、自分でも歌ってて気持ちいい。
それくらい思い入れのある曲です。
…が、自分がショルキー演奏するとなったら話は全く別。
基本的に今まで演奏用としては多用してこなかったのでショルキー演奏レベルは
bloody
cross全体で最下位、月とすっぽん、雲泥の差なわけです。
演奏するときはいつも「下手くそでごめん、何とか歌でカバー出来るよう頑張るから」と思ってました(笑)
今にして思うと、もう少し慣れてれば突然のアクシデントにも冷静に柔軟に対処出来たのかもしれません…
イントロのギターソロからキーボードパートに移行する、その最初からショルキーは全く音を発しませんでした。
歌いながら「何で?!リハと全く同じ設定なのに!ボリュームだって上がってる、
音色だってトランスポーズだってフレンズ仕様にしたのに!」と大混乱。
でもあたしはヴォーカルがメインなんだから歌まで疎かにしちゃいけない、と内心焦りまくりながら歌いました。
歌いながら、ショルキーの電源を落とし、再起動させ、ボリュームを上げて音色を選び、トランスポーズの設定をしました。
それでもだめで。
もう大混乱通り越して内心茫然自失状態。
そんな中、曲は中盤のギターソロまで行き着きました。
今考えたら、その時点でショルキーはあきらめれば良かった。
懲りずにショルキーを操作し、何とか動かそうと必死に格闘中にライブハウスのスタッフさんがステージに飛び込んで来ました。
ラインの抜き差し、ショルキー側の抜き差しなどを繰り返してやっとライブハウスにショルキーの音が響きわたりました。
それも超爆音、しかも再起動させたばかりでフレンズ仕様にもしてない状態のまま。
あたしもそこでやめればいいのに、妙に頑張って、音外しまくり。
それもそのはず、ショルキーは初期状態にありフレンズ仕様にはなってなかったんだから。
そんな簡単なことにも気づかない時点でツバサがどれだけ動揺してたか、察しが付くと思います。
そんな状態でせっかくのギターソロを邪魔しまくるだけしまくって、あっさりと終わったフレンズ。
最後の最後まで立て直せなかったことに大きなショックを受けました。
でも曲が終わった後のMCではオーディエンス側から「気にするなー」って声が何度か聞こえてきて、その声に救われました。
本当にどうもありがとうございました。
メンバー紹介を挟んで、次のライブ告知をして。
最後の曲となる「BELIEVE IN
LOVE」では、ヴォーカルとしてはイケてなかったかと思いますが、
曲の途中で最前列に居たお客様全員と握手させて頂きました。
みんな笑顔で快く握手してくれて、ちょっと泣きそうになったり。
この曲の出来が良ければ「終わりよければ全て良し」に出来たかもしれませんが、
残念ながら声は保ってくれませんでした。
みんなの演奏はバッチリだったんですけどね。
最後まで声が保たなかった。
これが今回のヴォーカルとしての反省点であり、最大の汚点です。
ただ、本当にお客様に助けられたライブでした。
「楽しかった」など、あったかい声をたくさんかけていただき、誠にありがとうございました。
今回の反省点をバネに、そして次のライブへの肥やしにさせて頂きたいと思います。
ご来場いただいた皆様方には心よりお礼申し上げます。
それにこのイベントにお誘い下さったスタジオKEY大阪のナカZさん、出演者の皆様、本当に本当にありがとうございました。
これに懲りずにbloody crossのライブにまた来てください。
bloody cross一同、心よりお待ちしております★